超小型WiFiカメラ(FREDI)との接続
LiveCapture3 v3.2.00.02210よりRTSP(Real Time Streaming Protocol)に対応したので、接続できるネットワークカメラを探していましたが、こんなに小さいカメラを見つけました!
FREDI 超小型WiFi隠しカメラ 1080P超高画質ネットワークミニカメラ リアルタイム遠隔監視 WiFi対応防犯監視カメラ 動体検知暗視機能 iOS/Android/iPad/Win遠隔監視・操作可能 長時間録画録音 日本語取扱
さっそくLiveCapture3と接続してみます。
カメラのセットアップ
しっかりとした日本語の取扱説明書が同封されていますので、それに従ってカメラを、LiveCapture3と同じネットワークに接続できるWiFiアクセスポイントに接続します。
なお、カメラの設定にはスマホ(Android or iPhone)の専用アプリのインストールが必要ですが、設定後はアンインストールしてもOKです。(LiveCapture3からしか使わないのであれば、ですが)
PC版専用アプリでカメラに接続
カメラをWiFiアクセスポイントに接続したら、PCからカメラのIPアドレスとRTSP接続パスを探します。
説明書を読んでも記載がないので、WireSharkを使ってネットワークパケットをキャプチャして調べます。
まず、下記のPC上からFREDIのカメラに接続する為のWindowsソフトをダウンロードしてインストールします。
カメラの電源をONにして、このソフトを起動すると、ネットワーク上のカメラが左側に表示されますので、それを選択します。
正しく接続ができれば、右側の表示エリアにカメラの映像が表示されます。
RTSP接続ポイントの調査
PC版のソフトでカメラとの接続ができたら、一旦ソフトを閉じて、Wiresrkを(インストールしていなければ下記よりダウンロード&インストールして)起動します。
「Wireshark」ネットワークプロトコルアナライザー – 窓の杜
Wiresharkを起動してキャプチャーを開始した状態で、先ほどのPC版専用アプリを起動して、カメラを選択し、カメラ映像を表示させます。
カメラ映像を表示して数秒経ったら、キャプチャーを停止します。
次は、キャプチャーしたパケットの中からRTSPのパケットを探します。
RTSPでは”DESCRIBE”というコマンドで情報を取得しますので、Wiresharkでキャプチャーしたパケットの中から”DESCRIBE”という文字列を検索します。
“DESCRIBE”が見つかったら、その列を選択して右クリックで「追跡」-「TCPストリーム」を選択します。
これにより、RTSPのやり取りが文字列で表示され、見やすくなります。
ここで表示される「DESCRIBE rtsp://xxx.xxx.xxx.xxx:ppp/aaaaaaaaaaa RTSP/1.0」の行をメモ帳などにコピーしておきます。
あとはLiveCapture3を起動し、タスクトレイアイコンを右クリックで「カメラの追加」を選択して、RTSPカメラを追加します。
先ほど検索した「DESCRIBE rtsp://xxx.xxx.xxx.xxx:ppp/aaaaaaaaaaa RTSP/1.0」の文字列を入力します。
- アドレス:xxx.xxx.xxx.xxx
- ポート:ppp
- パス:/aaaaaaaaa (先頭に”/”を入れてください)
これでカメラに接続でき、カメラのライブ映像が表示されます。