マイコンBASICマガジン1988年11月号

マイコンBASICマガジンをご存じでしょうか?

電波新聞社が1982年より刊行していたコンピュータ雑誌で、通称「ベーマガ」と呼ばれていた雑誌です。

マイコンBASICマガジン(Wikipedia)

先日、この雑誌の1988年11月号をヤフオクで落札しました。

実はこの号に、私が高校生の時に作成したゲームプログラムが掲載されているのです!

この雑誌には、読者が開発したオリジナルのゲームプログラムを掲載するコーナーがあるのですが、そこに私のゲームが掲載されています。

当時ゲームセンターで流行ったセガのSDIをファミコン(ファミリーベーシック)で作りました

 

当時、ファミコンに接続してBASIC言語でゲームをプログラムすることができる「ファミリーベーシック」という、プログラミングの入門機が任天堂から発売されていました。

ファミリーベーシック

ファミリーベーシック(Wikipedia)

小学生の頃にこのファミリーベーシックを親に買ってもらい、それ以後、ゲームをやるよりもゲームを作ることに熱中し、何度目かの投稿で、ついに採用されたのが、この1988年11月号でした。

確か、掲載料として一万円がもらえたのですが、お金がもらえたことよりも、自分の作ったプログラムが掲載された雑誌が本屋で売られている!ということに、とてつもない興奮を覚えたことを記憶しています。

右から流れてくるミサイルを打ち落とすゲームです。

掲載された雑誌は実家の押し入れに大事に保管していたのですが、10年ほど前に実家に戻ったら、なんと母親が誤って捨ててしまったとのこと。。。

30年以上前の雑誌なので、もう入手はできないとあきらめていたのですが、先日、ヤフオクに出品されているのを見つけて、迷わず落札しました!

プログラムの説明文。割とまともな文章が書けてたんだなあ。。。

このファミリーベーシック、プログラムに使えるメモリ容量は2K(!)バイトしかありませんでした。(のちに発売されるバージョンアップ版のV3では、倍の4Kになりましたが。。)

しかし、マリオなどのキャラクターが最初からROMに定義されてており、それを組み合わせることで独自のキャラクターを作ることができたり、また、PEEK,POKE,CALLなどの機械語を使って、メモリに直接アクセスすることが可能になっていたりと、色々とテクニックを駆使することで2Kでも面白いゲームを作ることができました。

作成したプログラムはカセットテープ(!)に保存したりと、時代を感じる仕様ですが、このファミリーベーシックのおかげで今の私があるんだなあと、この雑誌を久しぶりに眺めながら自分の原点を再確認することができました。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です